Kiichi Watanabe  さん との問答 #3

大変参考になる答えが返ってきましたので彼から許可を申し出して頂いたので、

ここで皆さんに読んで頂きたく掲載します。少し長いですが??楽しんで読んでください。

Mogi 質問

【【1】ヘアーカラー、又はカラー自体には明度が有りますか?
【2】赤、青、黄色カラー自体、カラーそのものには明度が有りますか?
【3】もし明度がカラー自体に有ると考える人はどうしてですか?
【4】もし明度はカラー自体に無いと考える人はどうしてですか?

Watanabe さんの答え
【1】カラー(色)そのものに明度はあります。が、
ヘアカラー(パーマネントカラーという薬品)自体に明度はありません。
何故なら、一液中のアルカリ剤の量を変えることで、

二液(過酸化水素水)の酸化力(脱色及び着色する力)を調整し、

髪に、ある一定の色合いと明るさをデザインするのが、ヘアカラーリングの染毛メカニズムです。

なので、そもそも一液と二液の混合を前提としている以上、

酸化重合する前の酸化染料自体に「明度は無い」と考えることが可能だから。
しかし、カラーリング施術後の仕上ったヘアには、

確かに明度がありますから、そういう意味においては「明度がある」とも言えますね…。

Mogi
「明度計を使用して物を調べますと全てに明度が有ります。」

赤、青、黄色カラー自体、カラーそのものには明度が有りますか?

Watanabe さんの答

【2】あります

【3】{カラーリング(色彩)として}
地球上のありとあらゆる色は、光源の違いこそあれ、全て反射光として認識されます。

光を反射する比率が高い程明るく、光を吸収する比率が高い程暗い。

Mogi
「これが明度計の計器、尺度を決めた方法です」

Watanabe さんの答え
したがって、プライマリーカラー(原色)といえども、明度はあります。
ちなみに、三原色の中で一番明るいのがイエローで、次がレッド、一番暗いのはブルーです。

Mogi
「これは明度計だ測るとそうなります、しかし、明るさ、色味を述べるのであれば、色調、

又は彩度、の方が適切だと思います」

Watanabe さんの答え
【4】{ヘアカラーリング(染毛)として}
同じ「カミ」でも『紙』と『髪』では全然違いますよね?
ヘアカラーリングを論ずる上で、ベースの違いは、時に決定的なものとなります。画用紙や毛束と違い、

生きた髪の毛は遺伝的な情報を元に創られた「その人だけのオリジナル」だ、

ということを忘れてはなりません
その上ダメージ度合やパーマネントウェーブの有無、カラーリングの有無、

その日の体調やストレスなどなど…挙げだしたらきりがありません。

Mogi
「これは毛髪自体のアンダーピグメントの事ですね。その通りです。アンダーピグメントは全ての人達が違います」

Watanabe さんの答え
しかも、カラー剤を製造しているメーカー毎の、その製品造りに対するポリシーや趣向が違います。
十人十色、百人百様のカラーリングデザインがあるということは、

それを一つの物差で測ろうとする事自体、間違なのではないでしょうか?
なので、「明度」という尺度そのものに整合性が無い(実務上)、という意味において

「明度は無い」とも言えるでしょう。

>>>Mogi
「ここでは、色調、彩度を述べられています。その為に明度計が有りそれを使用して、

カラーレベルを作り、トーンを交差させてカラーを作成します。

トーン(色調)彩度を作りながら無限大のカラーを作成します」

Kiichi Watanabe さんからの説明です。

Watanabe さんの考え
「補足」

色相、明度、彩度(色の3属性)、と言っても結局は、

ある色を3つの異なる尺度から判別したに過ぎません。

>>>Mogi
その通りです。!!!全て尺度が違います。皆さん、これを良く理解してください。

そうするとカラーに関してもっと明快に成ってきます。

Watanabe さんの考え
色相とは
ある色が、何色なのか?を判断する尺度です。少しでも色味を感じることができれば、

何らかの『色』とします。まさに色の相(人なら人相)を見るわけですね!

>>>>Mogi
これもその通りです。色相は無限大に有ります。
トーン 調子、カラートーン「色調」
トーンとレベルの違い?「・・・・」
(カラーレベルが同じで、横に広がる色をトーンと言います。レベルは立ての10段階に別れ、

トーンは横に広がります。)
日本では良く「トーン」と言う言葉を使用しますが。レベルとトーンを混同して使う人も居ます
Watanabe さん考え
明度とは
光の反射率(と吸収率)です。
1~10とか
1~15とか
5~15とか
1~30とか
色々な組織や個人が、色々な持論を展開しています(カラーレベルの事)。

>>>>Mogi
ここは、私の見解は、世界共通?世界で最も使用されている。

グレースケール、ブライトスケールの1-10段階を押します。

Watanabe さんの考え
「色々な組織や個人が、色々な持論を展開しています」 

>>>Mogi 
研究、学業では、多いにいいと思いますが、今、大勢の人が使用しているのを取って判断した方が良いと思います。 

Watanabe さんの考え
彩度とは、 
ある色の「鮮やかさ」を判断する尺度です。色相と明度の関連性に依存して判断されます。 

>>>Mogi 
彩色となると単に鮮やかさだけで判断する方法も有りますが、彩度と度が付くと、
明度との関連性で判断され、その中で色相を選択します。色相の種類が特定されやすくなります。 

Watanabe さん
なみに、既に体系化された表色系が数多くありますので、一例として挙げてみました。 

マンセルシステム 

オストワルト表色系 

DICカラーガイド 

Pantone(パントーン) 

スウェーデン工業規格のNCS(ナチュラルカラーシステム) 

日本塗料工業会標準色 

CIE(国際照明委員会)のxyz表色系 

世界には、これ以外にも多くの表色系が存在しています。
興味があれば、調べて勉強してみるのも良いかと思います。
しかし、ゲーテ以上の論理(真理?)に到達した人は、未だありません。 

>>>>Mogi 
私が少し知っている、見たことが有るのは、マンセルシステム、オストワルト表色系、日本塗料工業会標準色、位です。 


此処からはMogi 持論です。

人間は最初に自分の価値観を作りそれで、他人を評価し,自分に近い価値観を持っている人を正しいと判断し、

そうでない人、価値を間違いだと断定しやすいと感じるこのごろです。

私もその一人ですので気をつけるようにしていますが???

カラー一つにしても、多くの人達が、自分達の尺度でカラーを説明します。
そこに種々な説明が出来て来ます。今どれが正しいか?否かより、
どれだけ多くの人達がどの説を使用しているかが重要だと思います。
ですから将来は変化するかもしれません??? 

世界中には200-300の国が有るとすれば、それぞれの国にはその国の言葉が有ります。 
その国ではその言葉が使われています、その国の人と話そうとするならその国の言葉を学ぶより方法は有りませんが、
近代では、イギリス、アメリカ国家の力で??、世界共通言葉として英語が使用され、
世界中の人達が意志の疎通を英語で行っております。 

日本では、封建時代、
40何か国に別れ、関所を作り、通行手形が必要とされ、言葉はその地方弁を作り,
 別の地方から来た人物を区別していました。現代は、標準語とう東京弁を使用することで、
意志の疎通を行っています。しかし地方に行けばその地方弁が標準語となります。 

物を測るキログラムでは如何でしょうか? 
日本では古来から匁、貫が使用され、アメリカは、イギリス、オンス、パウンドが使用されています。
世界には又別の単位の物を測る基準があるはずです。 

世界は今キログラムを採用するように進んでいます。 

長さを測るCmも同じで、日本は尺、アメリカ、イギリスは、今でもフット、インチ、を使用していますが、
これもCmに世界が変化しようとしています。 

これは何を意味するか?? 

私の持論ですが 

世界中の人が同じ測量計で物を測り、同じ言葉で意志を疎通し、
その中で、良し、悪しの判断を下す方がよりフェアー、平等と感じているからだと思います。
これが良いか、悪いかは又別問題です!! 

ヘアーカラーの基準は現代では、明度計を使用して(グレイースケール、黒から白10段階)カラーレベルを作り、
それに合わせてNシリーヅのカラーレベルを作成し、各段階での色調、彩度でカラー会社競争すべきだと考えます。。

Watanabe さん

そもそも「ヘアカラーに明るさはあるのか?」 

というのがメインテーマであり、そこから始まった議論ではあるのですが…。  私の答は、一応「ある」でした。しかし、再往「ない」のです。 すなわち「どちらかが正解で、どちらかが間違いだ!」ということが間違いなのです。  実は、狭義な議論では答の出ない、深い深い問題提起だったんですね!  ヘアカラーに限らず、「眼」を持つ全ての生物は、光の反射を網膜が捉えることで、ものを認識しています。 まず最初の問題は、刻一刻、日々、月々、季節毎に、太陽との距離が違うということ。 厳密には、昨日の光と今日の光は違う、と認識しなければいけません。これには、どんな尺度も通用しません。  >>>>>Mogi  「鮮やかな色、好きな色、は全て個人の好みと、感触で判断しますので、 カラーレベル、色調、彩度とは別の物になります。 」  出来上がって、そのカラーが如何見えるかは当然光の強さによって同じカラーでも違って見えますから、 作る前にそれを有る程度計算して作成するのに、明度計が必要です。

Watanabe さん

ヘアカラーに限った場合でも、来店時間が午前なのか午後なのかだけで、仕上りに対するイメージが全く違ってきます。

しかも前述の季節にはじまり、その時の気温、湿度、体調などなど…。  更には、その日のファッション(何色で、どんなイメージの服装なのか?)やメイクアップにも大きく左右されます。 もちろんその時のヘアスタイルも大変重要なのは言う迄もありません。  それらプラス、髪質、バージン毛か既染毛か、前回のフォーミュラ(調合)などなど…。 何百ものファクター(要因)の積重ねが、今のカラーリングデザインである、と考えるべきなのです。 カラー剤の調合や配合を決定する迄に、気を付けなければならないことの方が、はるかに多い。  施術時の明度や色調に細かくこだわる事より、明日には違う色になってしまう(厳密には)ということを、 プロはもっと認識すべきだと考えます。  以上が、今現在の私の限界点です。  >>>>Mogi  これは全くその通りです。そこまで計算するにはやはりベースと成る、基準が有って、カラー作成に気を配るべきです。 ヘアーカラーは何時でも色味が落ちて行きます、フェドウエーといいますが、 その時、さらにいい色になるように、それと、顧客がどのような環境で生活しているか、 特に光(電灯、蛍光灯、野外)を何処で一番受けてるか?を考慮すべきです。  >>>> Mogi  Kiichiさん貴重な時間、と内容有難うございました。  これからもさらによろしくお願い申し上げます。 基本的に私は、明度計を使用してカラーレベル作成する事が必要と考えます。  カラーの色味、彩度に関しては、Kiichiさんの言われるように、 千差万別のカラーに対しての個人の好みが有りますから好みの尺度は無いと感じますし、理解します。  彩度、色相をある範囲に特定するとしたら、明度計を使用したほうが他の人との意志の疎通ができると思います。

KIICHI WATANABE さんとの問答 #4

Kiichi Watanabeさんとの問答#3」への2件のフィードバック

  1. hairmogi says:

    Ryo
    2008年06月06日 15:09
    相変わらず、元気ですね~。REIちゃんから連絡もらって登録しました。久々にアシスタントにカットを教える段階にきたので世界チャンピオンのMOGI師匠にいろいろ伺おうと思っていました。
    みなさん!お分かりだと思いますが、この方”ただのおじいさん”ではなく”ただならぬおじいさん”です。フフ。

  2. hairmogi says:

    まりゅ
    2008年06月06日 15:35
    同じくRIEちゃんに招待されて登録しました。Ryokoさんの前にMOGI師匠にカラーを習いにお世話になったものです。本当に相変わらず
    熱い!!元気ですね。8年前を思い出しました。又、ちょくちょく覗いて勉強させてもらいます。

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