９－２）体の円運動とカットについて

９－２）体の円運動とカットについて 両脚を平行にして立ち、左脚だけを一歩前に出し、体の正中線上に置きます。 丁度時計の２時の状態です、左脚が１２時、右脚が２時になり、両方の踵は同じ線上に有ります。体の重心は両方の脚の中心に有りますが、体は斜めに成ります。 これで左手の指を壁に付けてみてください、そのまま腕を下ろしながら円を描いて降ろしてきます。指は何時でも壁に付いています。２時位置で立つと指は壁に沿って降りてきます。 そのまま下がって、センターラインを通りながら、円を描きますが体も壁と直角近くなり、指は壁に触りながら円を描いて元に戻ります。 左脚を１２時、右脚を２時にしますと、手は壁に対して、平行円 形を書くと言うことは完全な円運動を行なって居ると言うことがいえます 　 　 　　 　　 横からの２時脚位置の状態です。丁度２時の状態の位置ですので今後２時脚位置と呼びます。両方の踵が同じ線上に有る事が理解できると思います

同じように、左手を上げて、円を描きながら降りてきます。ここでは正面の脚ラインをと手の動きを見て下さい。垂直線上に左手は降りてきます 左手が降りてきます手のひらが変わりますが、手は垂直線上を通りながら、上に行きます。 ここでも左手はかなり体と平行に円運動をしながら平行円周回転行います。 足を２時位置にするか、両足を平行にして立つかで、カットする場合に大きく影響します。頭部に対して、縦線の円運動を行うか、平行円運動を行 うかは、カットの時の最大の違いがでてきます。 サロンで他の理美容師が両脚を平行にして立ちカットしている時は、体を斜めにした状態で、背中を丸めて、カットしている場合が多く有ります。 是非サロンで他の人がカットしている時、脚位置が２時位置か、平行して立っているかを見分けて見て下さい。

１０)　天頂部カット　足位置、円運動と体移動