12)後頭部カット 足位置、円運動と体移動
カットの3番目の位置、後頭部カット、手前に引き出すカットに付いて述べます。
ここでも最大の問題点は両足を平行に肩幅で立つ事です。
.両足を平行に立つ、.
両手で櫛を持ち、前に出しますと体と平行に縦線で垂直にする事が出来ます。
しかし、両手を手前に、カット位置に持ってくると左腕を体正中線に近づけて来ると左手の指は斜めに成ります。
人間の体は一定の所に止めて動かすと円運動を行なう事を述べました。
今回も最初は腕を伸ばしていますから、肩と手が三角形の頂点で体と櫛が平行に成りますが、手前に持ってくると肩を中心に、肘が脇に止まると、肘を中心として円運動を行います。
そうすると、左手の指は斜めをむきます。両手を前に出して、両手を手前に持ってきてみてください。
.両手は胸で交わって斜めに成ります。.
理由
毛髪と手前に持ってくると、どうしても斜めになって毛髪を引き出し安くなります。
写真のように斜めに引き出します。それは貴方のカットが下手でなく、両足が揃って毛髪を手前に引き出そうとするからです
立てスライスカットをする時
立てにスライスで、両足を揃えて立って毛髪を手前に引き出す、これを正確なカットをする事が難しく、
出来るとすると何時も体を曲げて調整しながら行わなければ成りません。
真横から同じ動きを見てみますと、最初に毛髪を引き出す時から斜めになっていることが理解できます。