ヘアーカラー教室始まり
2008年05月07日15:11
ヘアーカラーに興味有る、無し、美容師でなくとも興味の有る様に書き込めたら願っています。
途中でどんな質問でも良いですから尋ねて下さい。答えられれば出来るだけ答えますが、不可能な場合はそのようにお答えします。美容師の中でカラーを特に勉強したくない人が大勢います。私も当然その一人でした。
理由として
1) カラー法則を勉強すること
2) 毛髪の本来持っているカラーピグメントを理解すること
3) カラーミックスとその変化色がどうなっているのか?
4) カラー剤の薬品知識が少し必要
以上のようにテクニックより理論を理解しないと出来ない作業です。
テクニック的には
カラー塗布、ファオイルを配布するだけの単純作業です。
私の場合はアメリカで覚えましたので英語、専門語、両方を理解するのに20年立ちましたがそれは言い訳で、知識を勉強するのが面倒な事が一番の理由です。
それとカットが面白くて、カラーを専門美容師に任せていました。
最後に私のパートナーのカラーリストが日本に帰国すると言い出したので、彼の顧客のカラーを何とかせねばと言う事から始まっています。
彼の名前はJeff Yoshikawa 日本名 吉川 誠 大阪で美容サロンLe Color を出してカラーを中心に日本でもタカラ(株)協賛でセミナーを多く行って居ますのでご存知の方もあると思います。
その後彼は神戸に移りました。サロンのサイトはhttp://www.beauty-stellar.com/owner.html是非見た下さい。
さて今日の本題
カラーの法則
1) 3原色 について
カラーは赤、青、黄 3色で全てのカラーを作っていることはご存知ですね
3原色でカラーウィルを作成します。
青に赤を混ぜながら、青に黄色を混ぜながら、赤に黄色を混ぜながら作成します。
問題が有ります。適当に2色を混ぜて赤、青で紫を作ると、100人が100人違った紫を作ります。
そこでレベルを決めます。カラーレベルです。レベルは1から10まで有ります。
レベルはどうして決めるか
これは明度計で決めますが。
明度計とは
私が理解しているのは「光が物に当たって反射する度合いを測って明るさを決める。1を黒として10を白とする」
光が物に当たって反射する明るさの度合いを測る測量計。英語ではGray scale (灰色測量計)と呼んでいます。
明度計にはカラーは有りませんがこの明るさの測量計を使用して、カラーの明るさを測って、どの色がどのレベルに有るかを決めたのがカラーレベルです。
例えばカラーレベル3紫となるとカラーウィルに有る色が正しい色です。
細かく言えば、多くある紫色がレベル2でもなくレベル4でもない紫色がレベル3の紫色です。
このカラーウィル3原色青(Blue)のレベル1(Level )と有りますが、これは間違いです。青レベルは メーカーによりますが4-5レベルです。赤は5-6レベル、黄色は9レベルですカラーウィルは2色で作りますから、黒が有りません。
自分でカラーウィルを作ってみたくなりましたか??
大勢の人に作ってもらいましたが、カラーレベルを特定することが大変難しく、そこで考えたのか,ガマの油売り、1枚が2枚、2枚が4枚、4枚が8枚、8枚が16枚、の方程式で、
赤と青を最初に1対1、次に赤を1対青2、として青を倍倍に足して赤1対青256と 9種類作成、その逆を行い、赤 と黄色、黄色と赤、黄色と青、青と黄色、の方法でカラーを作ります。
材料は
画商からカラーウィル作成用、純粋赤、青、黄色, 水性カラーを購入します。
パロット。(絵の具を混ぜるフラット板、ガラス、)
明度計 グレースケールでプラッスチック又は灰色のカードが有ります。
ブラシ、3本、細いの物、少し太いもの2本
カラー分量を測る物、正確な分量器が有れば良いのですが、注射器、又は、料理に使用する注射器、赤ん坊にスープを飲ませる注射器式が有ります。それを3本
画用紙、多く区分けして、大きさは自由です。赤と青なら、赤と青を表記して、赤、青のレベルを書いてください。赤1対青1を混ぜて、その色を表に塗り、レベルを書込んでいください。
表は
赤、青、カラー表
赤1対青1 カラーを塗ります。 これを明度計で測ってレベルを明記します。
これを全て行ってカラーの色味とカラーの配合、レベルを明記してその違いを、変化を見つけ出します。
明度計の使用方法
最初は灰色の明度計とカラーの明るさを測るのに戸惑います。
練習で身の回りにある全てのカラー、サロンなら、椅子、ドライヤー、鋏、櫛、床、自分の服、等を1レベルから10レベルの表を作り、どんどん書き込んでください。
その色のレベルが解らないときは、例えば、3,4,5レベルのどれか判断できないときは、カラーの上を、明度計3,4,5、動かし、反対から動かしてみてください、必ず、その中で、カラーとレベルがマッチする明るさがあるはずです。
カラーレベルの見方を実際の身の回りの製品、雑誌カラーで練習してレベル表に書き込んでみてください。これは大変重要な訓練です。
今日はここまで、お疲れさんでした、
シュシュ2008年05月21日 01:21
実際作って見たくなりました。
1:64 とか128,256はかなり大変な作業ですね。
注射器は256滴を数えるものですね。
グレースケールと合わせてレベルを計るのは難しそうですね。
Mogi2008年05月21日 03:32
実際にやってみると確かに大変ですが、これは私が考案したアイデアで、化粧品製造会社のケミストに尋ねて頂ければもっと簡単な方法が有るかもしれません。
アメリカで始めましたので、メーカーが地元に無く、英語で聞く事が、説明する事が簡単でなく、仕方なくこの方法を取りましたが、
一つの方法としては、一滴の量を少し大きめに作っておきます。1対8位まではそのままの1滴を使用しますが,それ以上比率は、1滴を半分にすると、1対8が、1対16になり、さらにその1滴を半分にすると1対32に成り、と言う方法を使用しました。残念ながら、4分の一位は簡単ですが、8分の一位までが目分量の限界ですが、これも最初の1滴の量によります。
注射器には目分量が付いていますから、8倍、16倍にそれ以上と成ると逆に加える方は優しくなります。
是非一度試して下さい、
コメント有難うございます、これで試す人が少しでも増えたら嬉しく思います。
hikochann2008年05月30日 15:05
カラーレベルの見分ける作業は、鉛筆デッサンに似ている気がします。
試してみます。