「鋏の持ち方」まで来られました。

 

鋏の正しい持ち方が有るか?

有ります。

日本製鋏は手にフィットするように作成されています
環視、小指掛けと親指のハンドルが手にフィットするように角度を付けて削って有ります。

鋏の名称です。

このハンドルはメガネ式といいまして、ただ丸い穴が開いています。海外、特にヨーロッパ製品がこのタイプです。

さて鋏は持ってください。

握ってはいけません。

これを説明します。

鋏を握ると、

親指を根元まで動刃穴に突っ込み、環指も真っ直ぐ環指穴に入れ、小指も小指掛けに掛けずに、曲げます。

鋏は写真のように刃先が胸の方をむきます。

これがどれだけ傾いた状態かを知るために櫛を体と平行にして、鋏に合わせますと、

写真のように櫛から鋏が離れて、鋏全体が胸の方に向いています。

では鋏を持ってみましょう。

このように鋏を持ちますと体と鋏が平行に成ります。

特徴は親指は穴に親指の先が少し届いていているだけです。
右手首が外側になっていますので、環指が環指穴にフィットしますし,小指掛けに小指を掛けて鋏を支えます。

櫛を当ててみますと、このように櫛と鋏が平行に成ります。

毛髪を正確に切る場合鋏と櫛が平行に合わせます。
これが出来ると刈り上げの技術が正確に出来るように成ります。

と平行にならない指を見てください、

全体が斜めになっていることが理解できると思います。

これで刈り上げをしますと段になったり、何度も、何度も同じところをカットしないと綺麗な面が出来ません

鋏を握って天頂部カットする場合このように鋏はかなり上を向いています

さていよいよ、貴方が正確に真っ直ぐな鋏で真っ直ぐにカットを出来ているかのテストです。

まず新聞紙英字新聞のように横に字が書いて有るのが一番いいのですが、無ければ日本語新聞を幅は新聞紙を三回折って1/8、又は会計の領収書の幅、が理想です。

鋏は7インチ以上が良いでしょう。そうすれば一発で新聞紙が切り取れます。

切ってみてこのように正確に切れましたか?

どちらかに斜めになって切れていますか?
そして、 たまには真っ直ぐでしたら、貴方のカットラインは、たまに真っ直ぐ、ほとんど斜めに切っているという事です。

まず、新聞紙を自分の体の真ん中に持ってきて、紙は親指と人差し指で挟み、中指、環指を新聞紙の上に、小指を新聞紙の下に置き新聞紙を支えまっすぐにします。

鋏を持って、新聞紙をカットして下さい。

写真のようにカットの幅も一定に広くなく。細かくなくカットして下さい。

真っ直ぐ切れないのは鋏の持ち方が間違っています。

持ち方を正確にして切って下さい。

何時でも真っ直ぐに切れるように成ります。

それが出来て来たら、徐々にスピードが付いてきますので、スピードより最初は正確さを目標にして下さい。

そしてカットした新聞紙が何時も真っ直ぐに出来るように成って初めて貴方は鋏を正解に持ち、正確な毛髪を切る事が出来ますが、これとカットが上手くなるのとは残念ながら別問題す。

さて、鋏の開閉の親指筋肉練習をしていましたね、毎日10分間。

それと新聞紙のカットは別に練習します。

鋏を正確に持って、鋏がぶれずに正確に切る練習です。

7インチの鋏の方が5インチ、6インチより良いのは、新聞紙の幅を一発で切り取る事が出来るのと、新聞紙の幅が大きいほど正確か、否かの判断が出来やすいからです。

どれくらい新聞紙を切るかですが、  約4キロです。
これは新聞紙を毎日1時間切って100日で出来ます。
これも100日で終わった生徒はいません。

だだ、途中3キロまで切って2ヶ月以上休んだ生徒がいまして、最初から4キロ切るようにやり直しをさせましたが、

彼は2ヶ月で4キロ切りました、これは休んでいたが、親指の筋肉がすぐ元に戻って、正確に新聞紙を切ることが早くなっていたからです。

まじめにやる子でも早い子で4ヶ月、遅い子は1年近くかかります。当然4ヶ月で終わる生徒が鋏はの開閉は早く、正確ですね、写真の男性は5キロ切っています。二人の女性は、両人4キロ切って喜んでいます。
4キロの新聞紙は結構の量が有ります。

デモストレーションをしているMiKiさんも終了して出来るように成りました。

 

切った新聞紙はこのように残し、自分で測って、4キロを目指します。

最初の2キロまでは疲れて大変ですが、その後、特に最後の1キロはかなり早く出来ます。
頑張って下さい。

始めた年月日を紙に大きく書いて袋の中に入れて置いて下さい。

9) 体の円運動とカットについて

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