Inside out の説明 究極の毛量調製 # 2
Inside Out 説明
Inside Outについて説明を加えます。
Insaide Outに適しているヘアー
1) 剛毛
2) 毛量が多いヘアー
3) 癖毛の強いヘアー
4) 毛髪を動かしたいスタイル
材料
ネックラインクリッパー
梳き鋏
目的 効果
頭髪の根元に空間を作る
毛束の根元、中間 から場合によって毛先まで梳く
毛髪が動きやすくなる、毛先に重さが残り、アウトラインが綺麗。
毛量が少なくなる事で、手入れが簡単。スタイルが長持ちする。
技術解説
天頂部をU型にブロックして置きます。
日本人で毛髪の多い人は顔が、外人より丸い頭なので、耳の後ろ、正面から見て、耳の上から後ろが一番張って見えます。
顧客は正面見ていますから、此処から始めると一番理解してくれます。
縦線、横線、斜め線、ブロック幅広く、幅狭く、これはカットする人の感性で、それぞれが自分で会得します。
梳き鋏を使用します。必ず頭皮に当てて、頭部の一番張っているところに鋏の根元を合わせて、開閉します。
これも同じ場所で何回開閉かは、鋏の刃数によって異なってきます。どれだけ梳くかは、自分で決めてください。
出来たら天頂部の髪をブレンドしてみてください。
これでサイドがフラットになっているはずです。
サイドバンは、クリッパーでなく、鋏を根元に入れてすい見てください、これで可なりソフトさがでるはずです。
後頭部は
毛髪が一番多い所です、クリッパーで図のように入れてください、こんなに必要なければ自分で調整してください。
ポイントはネックに毛髪を納めるなら、梳く時も*を付けた部分を多めに梳いてください。特に襟足髪が有る方は、サイドバンと同じでその部分を丁寧に梳いてください。
天頂部は
毛髪の長い人でセンターパートの人は、根元から5cm上をストロークカットで行うか,梳き鋏を毛束と出来るだけ平行に近い、立てに入れて行ってください。
天頂部をクリッパーを入れるスタイルは
男性の短いカットはチェッカー、ランダムに行って、更に根元、中間を梳いてください。
女性の場合は、ストロークカットで頭皮に左右に鋏を開閉して横に鋏を動かし、頭皮から毛先まで行ってください、
もし髪が剛毛で、多い人はどうぞクリッパーを入れてください。
注意事項
1) クリッパーで行うのと梳き鋏ではどちらが毛髪に良いか?
クリッパーの方が毛髪には負担がかかりません、根元から切りますので、毛髪を痛める事が有りません、
梳き鋏の場合、毛束を厚くとると、毛髪を捻る状態でカットするのと、鋏のように綺麗に切断できませんので伸びてきた時、毛先が痛んで見えます。
2)クリッパーは側頭部と天頂部の境目の下から行ってください、境目にクリッアーを入れないで下さい。入れると横から毛髪が出る場合が有ります。
3)最初は可なり多くとりますが、次回からは、毛量を見て判断して下さい。
このカット関してオーストラリアからコメントが有りましたので、転載して置きます。
宛 先 : mia
日 付 : 2008年09月14日 03時40分
件 名 : Re: こんばんは
> Migiさん
> またまたメールありがとうございました。
> 毛量調整のインサイドアウトは、とても勉強になりました。
> 以前、日本で働いていた時に、鋏を使い根元を切っていく調整方法を勉強しました。
何人かモデルを切ったあと、そのうちの何人かから1ヵ月後くらいに伸びてきた毛がチクチクするのが気になると言われました。シャンプーする時などにチクチク加減を感じたようです。
Mogiさんの経験からはインサイドアウトで、そう意見は出てきましたか?
Mogi
特別のカット方法ですから良くコンサルテーションをして下さい。
最初からそうなるのを理解していましたからカット前に良く説明します、どうしてこのカットが必要なのか、そうするとスタイルにどのような変化、特徴が出るか、最初の1週間くらいは手で触ると毛髪の生えているのが解りますと説明します。
自分で解っていても顧客は理解しいません私の場合、梳き鋏で大量に取りますので、最初からそうなっていますので、顧客にその場で手触らせて、理解させ、効果を見せます。
Mia
それとインサイドアウトを行うお客様は、どれくらいの周期でカットに来られますか?私のお客様はだいたい4週間から6週間周期でいらっしゃいます。
Mogi
これを行いますとカットの回数は少なくなります、早くて8週間、2ヶ月、遅い人は4-6ヶ月になります。
毛の長い人に行うと1年近くは大丈夫です。
ですからこのカットは特別料金で$250とります。
私は究極のカットと位置つけています。
これは、梳くだけでなく、カットそのものも当然関係有りますから梳いただけで同じ結果にはなりません。
娘はこれから伸ばすなら1年間カットしなくても手入れは簡単でスタイルも決まるます。
毛量は根元に多くなりますが、それは、天頂部が毛量が多くなりますが、天頂部は、寝かせるだけですから、毛量は増えてもスタイルにはあまり影響がなく、毛先が伸びても厚さがありますから、日本でのスライスカットような蛸足。イカ足には成りませんが、それでもテイパーがされていて良いスタイルが続きます。
私の場合は根元調整で削っていく量と場所に問題があったのかもしれません。もし、何かご意見頂ければ幸いです。
> 宜しくお願いいたします。
> では、また。
> Mia
Mogi
このコメントは大勢の人が思っていると思っていますのでよろしければ日記に転載してコメントしますがよろしいでしょうか??
宛 先 : mia
日 付 : 2008年09月14日 07時40分
件 名 : Re: お返事
> Migi先生
>
> 丁寧な回答ありがとうございました。
> もちろん日記に転送して頂いて構いません。
>
> 私のお客様(白人)で多毛の為、出来るだけ梳いて欲しいというか方がいらっしゃします。
ロングでレイヤーがトップは短めです。私はイカみたいなスタイルが好きではないのでボトムはあまり梳かず中間を主に減らしているんですが、
癖が結構あるので梳きすぎても良くないという話をします。ですが、彼女はもっともっとと求めてきます。
レイヤーも短めに入れれば癖が出やすくなる話をしますが短めが好きなようです。
> こういう方の私の理想のスタイルは軽くなって手入れは楽だけどスカスカで貧相ではないバランスの取れたスタイルです。インサイドアウトはまさに、究極の理想の方法だと思います。
Mogi
今回も素晴らしい質問ですね。
癖毛の方、黒人縮毛は特別ですが、癖毛の強い方の毛髪を1本だけ抜いて見てください、相当癖毛の強い人でもそれ程曲がっていません。
此処にヒントが有ります。
毛髪をカットすると一定の長さに切ります。
癖毛のウエーブが同じ場所で起こります。そうするとウエーブ自体が強くないりコントロール出来ない状態になっています。
自然に髪を長く伸ばし、肩の線以下、腰の辺りまで伸ばしていると、ウエーブもそれ程きつくなく、綺麗なウエーブになっています。
これは毛髪は毎日50-100抜け替わっています。人間の頭髪は、8万本から18万本位有り、毛髪寿命は7-8年位だそうです。
自然に伸ばしても毛髪を引きずっている人が少なく、長い毛髪は毛先が少なくなるのこの為です。
新しい毛髪、伸びている毛髪、伸び切っている毛髪、この段差が有るために長い毛髪は、癖毛の強い人でも綺麗なウエーブに見えます。
これを作れば良い事です、
癖毛の強い人は、毛髪が固まって見えます、
最初に、バリカンで、地肌に隙間を作ります。
梳き鋏で、根元にスライスを薄く丁寧に梳きます。
梳き鋏をスライスした毛髪に平行近く入れて、(真横でなく)毛髪スライスに縦線で、梳きバサミを、中間に入れていきます。よく見てウエーブの有る場所が見えれば、そこに縦線で梳きバサミを入れて梳きます。
毛先に行くほど、開閉を少なくしてください。
何処を、どれだけ梳くかは、美容師の感覚ですから、正しい梳き方、量に対しても、自分で判断して下さい。
Mia
> もう一つ、質問なのですが短く切った髪が伸びてきて1~2センチくらいになった時、髪を束ねた場合短い毛がツンツン出てくる事はありますか?特にアジア人の直毛の毛の太い方にありそうなのですが・・・。それは、クリッパーをあてる場所によるのでしょうか?
これもよく有る質問ですが
毛髪を束ねて真横に頭皮にぴったりと付けると、毛髪は梳かなくとも、自然剛毛の人は出るはずです。ポニーテールを後ろでゴムで縛るくらいでしたらまずでません。
毛髪をサイドに引きますと、縦のラインから比べて、平面が多くなりますから、自然毛でも立つはずです、そこに人工でインサイドアウトを行っていますと、当然短い毛髪が多く有りますから、可能性は有りますが、ぴったり頭皮に付ける人は、スプレー、ワックスを付けますから問題は無いはずです。
頭部に関係なく人間の体は2-3cm位が平面の場所があり、つまり2-3cmの平面がつながって円で出来ています。
地球も丸いのですが、大きいので平面も多く感じますが、同じく円形です。
天頂部では、一番高いセンターが分け目を挟んで2-3cmが平面ですので、そこは新生毛が必ず立っていますが、顧客は、折れている?美容師も痛んでいる?と勘違いしています。
天頂部を根元にバリカンを入れる場合、分け目を付けないスタイル、バックスタイルに行います。
頭部天頂部毛髪をサイドに動かす場合、
自然の分け目で毛髪が分かれて上手くいかない場合、
セットではそこを特に逆毛を立てて、コームアウトしますが、ドライヤーでセットする場合、分け目を左右から、根元から真横ストロークで地肌近くから、毛先に少なく行うと、分け目がブレンドして上手くいきます。
毛髪が伸びてくると、又分かれやすくなります、次のカットで同じように行います。
>
> たびたびすいませんが、時間のある時に目を通して頂ければ幸いです。
> では、また。
>
> Mia
何時も良い質問ですから、次回から日記の方に出来るだけご質問下さい。
皆さんもこれを機会に質問が増えると思いますので
よろしく願いします。
Mogi
n,s factory2008年09月14日 13:54
うちは地域柄アジア、インドネシア、ロシア系が多いのですがすごく勉強になりました!!
Mogi2008年09月14日 14:00
なお( ̄□ ̄;)!!さん
貴方の頭髪には、写真で見る限り最高のカット方法ですが??如何ですか??
クリッパーをブロックを薄く行い、多く入れますと、格好良いドレッドが作りやすくなりますが??
miamaiko2008年09月14日 16:50
今回の図解は、とてもわかりやすかったです。クリッパーでのインサイドアウトを友達に試そうとしましたが、怖がられて断られました。鋤バサミで、まずはトライしてみます。
Mogi2008年09月14日 17:37
Miaさん
私も最初の頃は顧客に怖がられて断られていました。幾らウィッグでテストしても最後は実際の人間の頭で行いますし、失敗も有ります。
私もこのカットをするのに最初は日本から来た学生のオグラ君が勇気を出して、モデルで始めてしましたが、彼は感動してくれました。
「こんなに髪の毛が簡単に動くようになったのは生まれて初めて!!」
最初に名前を付けたのが彼の名前で「オグラカット」でした。それが20年前です。
今日もサロンで私がこのカットを教えた、此処でもお馴染みのMikisan(私のカラー教室の一人)が日本人顧客(彼女もInside Outをしてもらっています)が友人で毛量の多い長い髪で毛先だけを日本式に薄くされ、これ以上毛先にレイヤーを入れたくない、しかし何とか毛量を少なくして欲しい顧客を連れてきていました
安心する為にコンサルテーションをして、最後は私のMixiの娘のカットを見せて安心して行っていました。
途中で、「こんなに頭が軽くなったの生まれて初めて!!」頭を触って「あっ!短い毛が有る有る!」 「シャンプーするの大変だったけどこれから出来るかも?」と感動して、頭の形で、横の張りがフラットになってきて感動していました。
長さが変化していないの大量の(根元からクリッパーで取りますから長い髪です)毛髪が床に落ちていますのでそれを見てビックリ、鏡を見て頭の形が良くなっているので歓心していました。
今では根元を梳く事はそれ程珍しく有りませんが、「ハズシ」カットで有名なもう一人の茂木正行氏も時を同じくして梳きカットを進めていることを知って、不思議な気がしました。
クリッパーで此処まで頭皮に線を入れてはいないと思います。
このカットに関しては何度も講習会で楽しい経験をしました。
もしお聞きしたければコメント下さい。
LED2008年09月14日 18:27
茂木さん、僕は30年近くこの仕事させていただいていて疑問に感じることが、美容師さんは技術には興味あるのにヘアスタイルに興味をもっている方が少ないように感じます!まずは技術があってスタイルがあるという捉え方が多いように感じています!技術はとても重要なことなのですが、ヘアデザインが見えているから、カットを進めていくことができるはずなのにまずは技術が先という捕らえ方は案外、ずっと疑問に感じていることです!!いくら、いいカットでもスタイルが似合っていないのはNGなはずなのに!boyの茂木氏とはさんざん、ハズシについて議論しあったことあります!
Mogi2008年09月14日 19:10
Red san
何時もながら的確なご意見、鋭いご質問有難うございます。
私自身も
デザインが先か、?技術が先か?
何時も考えされますが、未だ答えが出ていません!!
ただこのInside outを考えたのは、「髪の毛が風で動く、手で梳かして、ジェルをつけて、流れの有るスタイル、」これが狙いでした。
副産物として、日本人の丸い頭、後頭部絶壁、を修正するのに最高の技術だと気が付きました。
最初に男性が実際にチャレンジしてくれたので、毛髪を動かし、濡れたスタイルで格好良い!ドライでもジュルで形が出来る。そのスタイルを作るのにこのカット技術が必要でしたので、どうなんでしょうか、技術が先か、デザインが先か??
このカット技術を使用するスタイルは以上の条件を揃えている毛髪です。
このカット技術を日本で見た美容師さんが研修に2週間来られましたが、このカット技術を実際に顧客に行っていたのを見て、「実際に顧客にやられるのですね!?」と感心していましたが、彼女も私がセミナー、ショーでの仕事と理解していたようです。
私の中では、このスタイルを作るには、この技術が必要だと考えていうような?気がします。
それとスタイルが合っているかいないかは、可なり個人の好みが左右しているように思いますし、思い込みが強いような、主観が作用する事のような気がしています。
ヘアーカット、カラーにしても世の中酷いカット、カラーが多すぎます、しかし、それをしている人は決してそうは思っていない、それよりそれが似合っていると?トレードマークと?思っている人が多くいると思っています。
そして、「カット、カラーが酷いのが多く歩いています」と言うのも私の主観ですが、
余談ですが、昔、私と一緒にヘアーショーをしたアメリカ人が、
私が可なり違うテクニックで、違うスタイルを作るの見ていて、
「Mogiはいったい何種類のカットテクニックを持っているんだ、俺は、ポイントとポイントカットだけ、アウトラインを作り、天頂部の長さを作り、間をつなげるだけた、このカットでレイヤーを全て作る、後はアウトラインの長さで、人相、年齢、人種、カラー、パーマでスタイルが違って見える」
というコメントが有りましたが??これもポイントが有ります。彼はこの方法で多くの顧客を満足させていました。
カット技術は同じでも、他の条件が異なれば違ったスタイルに見える。
今でも彼の言葉は私に残っています。
少しも答えになっていませんが、それは今でも私も自分で確信が無いからです。
又コメントしてください
LED2008年09月14日 20:17
茂木さんありがとうございました!僕はスタイルやデザイン志向に変わったのは美容師になり5年間はさんざんマニュアルでのトレーニングを繰り返してきたからでした!とく当時、先輩にデザインより先にトレーニングと言われてデザインやスタイルが見えていないのに、トレーニングをとにかくつんできました!当時80年代の初頭にはたくさんの海外のスタイルもはいってきていてヨーロッパの美容師さんがつくるスタイルに目が行くようになっていました!サスーンのスタイルは僕には性に合わないといか、真っ直ぐに切るということやセクションでカットする事に疑問を感じていました!素敵ってなんだろうか?真っ直ぐにカットする事のトレーニングと点と点をつなぐ事のトレーニングを繰り返しながら、これじゃ!デザインなんか見えないよ!!と僕は若かったので不満がありました!!サロンでのトレーニングだけではなく、タカラの主催するヴィダルのアカデミーにも行って見ました!そこでも、同じく点と点をつなぐというトレーニングでした!!何故?講師はデザインについて語らないのか?カットの基本、理論からしか入らないのか?そこが僕には疑問でした!ヘアカットするというのは最終的には形なわけです!重いとか軽いとか、厚みとか薄いうことをブラントで教えていく事には限界があるのではないのか?梳くということが軽いとは違う!削ぐといことがイコール動きがでるのではない!!なんで?技術を教えようとするのか?僕には20代前半、疑問だらけでした!!・・・なんで、このスタイルが素敵かを話してくれた先輩はいない!なんで、このロングヘアが柔らかいのかを話してくれる先輩はいませんでした!!僕はサロンではアシスタント時代一番勉強になったことが先輩スタイリストのお客さまからのクレームです!!どんなデザインがクレームにつながっているのかを僕は目に焼き付けました!!ああ、前髪切りすぎると、あんなにお客さまは怒るんだとか、あんなにすかすかに梳きすぎるとお客さまは怒ったりするんだとか!よくみていました!それと、先輩の入った新規のお客さまがリピートで戻らない理由を研究しました!それは、スタイルだしデザインによるところが大きいと僕は感じました!!接客業ですから会話や楽しい雰囲気にしてあげるという事は僕にも理解できます!しかし、決定的なことは良い技術と似合ったデザインであるかが一番大切だとアシスタント時代思いました!!良い技術とはお客さまが御手入れしやすく自分でも簡単に再現できるヘアであること!そして、もうひつは、似合っているということでした!!そんな時代から現在まで25年の月日が流れ、僕は思うことあります!技術というベーシックがないといいものはつくれないという事実です!感覚なんていいかげんなものです!ですから、茂木さんの提唱される技術には理論があるしベースがしっかりされていると思いますし現在でも勢力的に展開されていることが素晴らしいといつもかんじております!!技術の前にデザインに興味をもつこと!!これが、技術への一番早く興味のもてることだと僕は感じていることなんです!!長長と失礼いたしました!
n,s factory2008年09月15日 01:13
こんばんわ☆
そちらはもぅお昼ですよね。。。
いまは写真の髪型ではないです☆二年くらい前の写真ですいません(笑)
当時は伸びた髪の毛をなんとかしたいと軽い気持ちでドレッド(アフロ)気味にしましたがカットはアシスタント任せでたぶんかなり適当だったと思います!
自分自身も毛量が多いのでいまはかなり量感減らしてますがバリカンは使ったことないですね!
うちのオーナーがアメリカの某バリカンメーカーの技術インストラクターをやってるんですが、そこで一時期クリッパーカットと称してモギさんのゆわれるような感じのカット技法をやってたので多少は勉強しましたが、いまだにお客様に使ったことはないです。。
一度モデルさんを使ってやってみようと思います!
Mogi2008年09月15日 05:39
Redさん
技術か?デザインか?自分でもう一度考え直していました。
私は日本で理容からは始め、アメリカでも理容を行い、美容に変化しております。
男性のデザインカットはあまり無く,技術から入りましたので、逆にデザインをしたくて、男性で可なりデザインをして作品を発表していましたが、残念ながら男性デザインは世間では受けない事を痛感していました。
ただ、このデザインを考えて作るのは、どの技術を、どの鋏、如何体の位置、足位置、左手の角度、を常に考えて行っている事です。
デザインに関しては、感覚が大いに影響します。この感覚、感性は技術の上手い、下手は関係有りませんが、その感覚。感性を表現するのには技術が無いと出来ない、つまり表裏の関係で分ける事が出来ないような気がします。
美容師を一流の、世界でトップクラスに教える事は出来ます(本人がやる気があれば、訓練を続けて出来ればの話です)
しかし、感性、感覚は、本人のハートから出るものでこれは教えられない。と言っています
技術、学問、全て基礎が有ります、そのハードルは有っても見えません、学問でしたら、大学までが基礎、応用が、学士、博士、発見、発明が 感性、感覚と思っております。
野球で長島選手が現役の時、彼のファインプレーに関しての話を何処かで読んだ事が有ります。
「私のファインプレーに皆さんは感激されますが、ファインプレーはやろうと思っても出来る物では有りません、それより飛んで来たボールを正面取るように体を動かしボールを何時も正確に取り、投球を正確に送る方が大切です。それには基礎がしっかり出来ていないと出来ない事です。基礎が出来ていれば体が自然に動いて自分でも驚くプレーが出来ます」
のような話であったと思います。
私の信念は、基礎を完全にマスター出来れば一流美容師、基礎=アドバンスと考えています。
このInside Outも急に出来たのでなく、5年間くらい、鋏だけで根元カットしたり、梳きバサミだけで行ってみたり、ストロークを左右に横に開閉して、頭皮近くから行ってみたり、と言う積み重ねが有って、
単純に、列車の窓から、風で動く稲穂、そして切り株、黒人の頭皮にバリカンで分け目を入れるが一緒になって完成させて技術です。
それを頭部の何処で、どのスタイルに使用するかを更に時間をかけた作って今日の形になっています。
デザインは作ろうと思って作れない場合が多く有ります、何かの影響で、どこかが刺激され、インスピレーションとして出て来ると思っています。
Redさん
自分の考えをまとめ、皆さんに話すチャンスを頂き感謝します。
Mogi2008年09月15日 05:49
なお( ̄□ ̄;)!! さん
ウィッグを使用して、ラインをクリーパーで試しにやってみてください。
ラインは図形どうりでなくとも大丈夫です。
その後、ご自分の頭でテストしてみて下さい。
毛髪が多そうなので、よく理解されます。
梳いたのとは可なり違います。
出来たら細かいセクションで、クリッパーだけで行ってみてください。
今が9月14日1時45分です(午後)ロス時間です。Mixiでは日本時間が表記されますから、日本時間は午前5時45分9月15日だと思いますから皆さん未だお休みのはずです。
おきたら読んでください
LED2008年09月15日 11:38
茂木さん、ありがとうございました
みわっち2008年09月15日 16:49
私は美容師ではないので技法をきいてもどこまでピンとくるか微妙ですが、たまたま、自分の髪質がこの技法が必要な髪と正反対なのです
美容師さんにカットをお願いするとよく
「多くて広がる髪をどうにかする方法はあるけど、その反対をカットだけで克服するのは非常に難しい」
とよく言われてしまいます
そこで
1) 軟毛
2) 毛量が少ないヘアー
3) 直毛のヘアー
4) 毛髪を動かしたくないスタイル
という条件に合うカット技法があったら紹介していただきたいのですが…
Mogi2008年09月16日 01:43
みわっちさん
1) 軟毛
白人は日本人の毛幅が2分の一から3分の一の太さですから梳く事は少なくカットします。毛先をそろえたにカットではストロークでも毛先をカットして短くする方法です。
2) 毛量が少ないヘアー
毛量の少ない物を多くする事は出来ませんが、コンデショナーでなく、プロテイントリートメントをサロンで行なえば、毛髪が健康で腰が出来て張りが毛髪にできまますのでペタンはすくなくなります。
3) 直毛のヘアー
軟毛で直毛のヘアーは、動かす部分をカットでレイヤーを入れて、動かしたくない部分に残りをレイヤーを入れずにブレンドさせる、又はデスコネクトで出来ます。
4) 毛髪を動かしたくないスタイル
これは、やはりワンレングスですね。
唯、毛量がすくないのでしたら、ネックラインをぎりぎりまで切り、サイドを顎の線までの直線カットが一番毛量が多く見えます。
後は川島文雄氏が出した、グラジュエーションボブ、日本では、わかめちゃんカットのオカッパさんが一番ですが、これは若い人には良く似合いますが、そうでないと顔の輪郭がハッキリしますのであまり進めません。
毛髪がワンレングスで肩の線より少し上までの長さでしたら、
昔はやりましたスタッグパーマを行なってもらえば最高に毛量が増えます。
これは天頂部をU型に取り、最初に後頭部から側頭部までアウトラインを全て細いロッドで巻きます。
同じロッドで1-3段作りますが、1段づづロッド分だけずらして階段
のようにし、3段からロッドを順次大きくし、ロッドを階段の様にずらしていきます、天頂部ませ来たら、毛先だけをこれもずらしながらロッドを大きいので巻きます、
最初のロッドだけが地肌に着いて後は全部ずらして、天頂部は毛先だけです、
これですと頭部毛髪の内側にパーマがかかっていますから、毛量が増えて天頂部は、パーマがかかっていませんから、ストレートです、
毛髪は動かず、ワンレングスで毛髪が多いスタイルに成ります。
パーマが強ければ、根元からドラヤーで乾かせば中のパーマを少し伸ばせば毛量調整も出来ます。
毛量を最大に見せたい時は、パーマの部分にシャンプー後濡れ髪ジェルにつけて、そのまま乾かし、天頂部のストレートの部分をドライヤーで綺麗にしてください。
LED2008年09月16日 13:28
茂木さん、グラデーションボブなんですが、年輩であっても素敵なヘアに僕はなると思います!現に僕は50代、60代にもそのてのデザインをしています!前髪があったほうが似合う人もいますし、ない場合のほうがお洒落に見える場合もあります!要はグラデーションボブでもサイドの長さをどの位置に設定するかでその人に似合う長さがあると感じています!わかめちゃん的なフロントラインが重たいスタイルでも30代でも素敵に髪を着こなせる女性が日本では増えています!・・・・・・よく、髪が少ないから、削いだり、軽くしないでくださいというオーダーされることもありますが、それは、お客さまの間違いだと僕は思うんです!削ぐ、軽くするイコール髪の量感が減ってしまうということではないんでよね!スタイルに必要だからこの部分を削る、この部分の毛先を削る!お客さまはただ、少ない髪質だから、重くしたい?と勘違いされてしまうんですね!ヘアは全体のバランスで構成されているものですから、必要なところに必要な技術を使うわけですよね。
みわっち2008年09月17日 16:22
茂木様丁寧な説明ありがとうございました。
自分の髪とずっと付き合ってきて、ボブが一番おさまりがいいかなぁと経験的には思っていました。
特に顎ライン付近のボブが好きなんですが上記の説明を読むとそれはまんざら間違いでなかったと思いました
あとどこをどういう方法でどれだけ切るか等はきっとケースバイケースでしょうし、美容師さんによるんでしょうね
Mogi2008年09月17日 17:17
みわっちさん
カットスタイルは、直毛の方は、真っ直ぐ落として、ワンレングスのボブか、グラジュエーションボブが一番綺麗に見えます。そしてカラーが黒、又は、ハイライトで綺麗なカラーがブレンドされている時です。
前髪をパッンと切らなければ、サイドの毛量が多くなければ、特にテイパーされておれば顔の輪郭がソフトに見えます。
フロントの毛髪が程よくテイパーされて、後ろもよくグラジュエーションカットが出来ていると、下ろしても、サイド毛髪を後ろにやって耳で止める事も出来ます。
お洒落なピンで留めるのも良いかも知れません。
問題は簡単なようですがこれを本格的に出来る美容師さんを探すのが大変です。
特に日本は美容カット料金がほとんど同じですから、技術の上手い人、下手な人の区別が付きません!
アメリカですと、下は$10から上は$900までと差が付いていますし、サロンの中でもカット料金が可なり違います。
当然料金の高い美容師はそれだけの仕事をします。
私のMixiの方達が美容に熱心な方が多いのでその方達に連絡してカットしてもらってください。
御台2009年06月06日 10:43
いや~すばらしいDiscussionを垣間見させていただきました。
卵が先か、はたまた、鶏が先かという感じに似ていますね。
そして、絵を描く者としても共通して感じる部分もございます。
Mogiさんの「感性は教えられない…」
「技術」は教えられるけど…
まったくの正論ですね。
Mogi2009年06月06日 12:23
Rejoice of libery さん
画家の方は特にこの事が顕著ですね!今は画家の方も芸大にいかれ方が多く、テクニックはミケランジェロより素晴らしい事が出来ても、彼の感性は超えないと良い作品が出来ない!
私どもの仕事は美容師の技術の個性を出す時は新しいデザインを出す時だけで後は顧客に合わせて作品を作る、イルージョンの世界?手品師と似ています。
ですから、技術を習得しないと、良い仕事が出来ません。
感性はあくまで個人の自己主張と言うのが私の考えです。
御台2009年06月07日 21:27
なるほど…2年ほど前から、オーダーメードの肖像画サービスなどを始めさせていたんですがね、あわせて、一般邸宅や業務店舗やオフィス、サロンなどへの、内装装飾と壁画などご要望に応じてという部分はまさに、サービスですから、お客様のご意向を参考にいたします。
技術…確かに、テニスをする上でも、まずは、基本。そして、初めてその技術をどう自分で、抜粋して応用して、自分行き着こうとしている場所へ行く為にどの道を通っていくかの選択に似ていますね。
この間、4歳の子に教えて欲しいというご依頼があったんですが、4歳。まだまだ個性を大事にしていただきたい部分も感じましたので、油絵は危険な化学薬品などもありますので、お断りしたんです。
ピカソも小さな頃は技術の物凄い一個人。でも、カメラの出現で、自分たちの絵は写真とは違った存在なんだと位置づける為(だけではないでしょうけれど)に、自分らしさを顕著に出す絵のスタイルを研究、試して、模索してらした…印象派のお一人ですね。
Mogi2009年06月08日 04:17
画家のピカソ、ミケランジェロの作品、初期の頃は全く機械で書いてあるように細部にわたって細かく書いて有ります。
これは私が講習会で良く例題とした話題にします。
機械的な、建築設計図のようなものを理解する事で、構造、遠近、比率が理解されと思います。後はそれを踏まえてどうその図形から発展させるのが感性と思っています。
それを理解して反復練習して上手くなると(一流美容師)そこで止まります。
それをされに乗り越えると本当の感性が出てくるのでしょうが、未だ私自身はそこまで行っていません。
御台2009年06月08日 10:50
Mogiさん
すばらしい才能あふれる方こそ、自信がありながらも、それを誇示せず、絶え間ない努力を惜しまず、慈悲深いご謙遜の心得で、探求追求される… Mogiさんもそんなステキな方のお一人ですね。
この世には、すばらしい方がそれぞれの分野でご活躍されていらして、そいいう気質や一面を垣間見させていただく時、まるで、雄大な自然の大きさ…を体いっぱいで感じる瞬間のような心境になります。
尾形光琳さんの一説明を午後読んでいたんですが…今から考えると、短い生涯…最後15年に殆どの名を誇る作品が制作された…と…。自分がどれだけのものを生きている間に制作できるのか…ふと思いながら、これからも、自分の技術、そして、感性を地道に探求するというスタンスであるべきなんだなと再確認していたところです。
Mogi2009年06月08日 12:32
人間が作る作品は体の五感が不自由にならず、体が動き、頭脳が働いていれば、経験し、研鑽する事で良い作品は作られます。
美容業界では、日本は、40代ー50代に入りますと、経営に力を入れて現場を離れる傾向が強く有ります。
その頃から感性が出てくるのですが、ヨーロッパ、アメリカでは、私もはじめ年配の美容師が現場で働き、新しい作品を作りだします。